求人広告が発するメッセージの読み解き方

tensyoku

求人広告には、その企業を知るための基本的な情報が網羅されています。

それを熟読することは、転職活動の基本ともいえます。

ところが、採用担当者に聞けば求人広告の記載を見逃して応募してくる例は山ほど。

たとえば「○月○日から出社できる方」とのただし書きをしてあるのに、それ以降の出社可能日を記した応募書類が届くといった話がめずらしくありません。

応募書類作成には、相当なエネルギーが必要です。それをムダにしないためにも、ある程度の絞り込みを行ったら、求人広告の記載内容のひとつずつに目を通してください。

さらに重要なのは、求人広告の意味を正確に読み解くこと。

これは自分に合う会社選び、応募書類の作成に欠かせない作業です。

よく見受けられるのは、これまでの勤務先で不満・不足を感じていた内容にばかり関心を向けるケース。何の不都合もなく享受してきた事柄には注意を払わないのです。

言うまでもありませんが、これまでの勤務先では当然であった職場環境や待遇条件は、すべての求人企業で同じように標準装備となっているわけではありません。

祝日は休みが当たり前、賞与があるのは当たり前、などと思うのは間違いです。求人広告は、限られたスペースで必要な情報をたくさん伝えています。

特有の用語や略語も多く、たった1文字が待遇や勤務条件の違いにつながる例が少なくありません。

たとえば「通勤交通費全支給」は「交全給」といった省略表現もされ、通勤交通費の全額を会社が負担するという意味です。

これに「全」がなく、「通勤交通費支給」「交支給」などとあれば、上限が設けられているか全員一律額が一般的となります。

よくわからない語句は必ず調べるようにしましょう。まあいいかなどと読み飛ばすのは、非常に危険です。

なお「通勤交通費全支給」の企業は、遠距離通勤者を敬遠する傾向も。書類作成の際に、こうした点についてフォローできるかどうかが採否を左右しがちです。

求人広告を読み解かずして、選考に通る応募書類は作成できないことを肝に銘じてください。

現役転職コンサルタント